ある日の病院へのお見舞いの帰り、エレベーターで自分のいる10階から玄関のある3階へ降りることにしました。乗って3階のボタンを押すと、扉を閉めてエレベーターが降下を始めました。
ぴんぽ〜ん『9階でございます』
アナウンスとともにエレベーターは9階で止まりました。しかし、扉が開くとそこには誰もいませんでした。仕方が無いので再び扉を閉めると、エレベーターは降下を始めました。
ぴんぽ〜ん『8階でございます』
アナウンスとともにエレベーターは8階で止まりました。今度は両手に紙袋を持った成人男性が一人乗り込んできました。再び扉を閉めると、エレベーターは降下を始めました。
ぴんぽ〜ん『7階でございます』
アナウンスとともにエレベーターは7階で止まりました。するとさっき8階で乗った成人男性がこの階で降りました。
(たった1階くらい、階段で移動しろよ。仮にも成人男子だろうお前…)
そんな事を思いながら再び扉を閉めると、エレベーターは降下を始めました。
ぴんぽ〜ん『6階でございます』
アナウンスとともにエレベーターは6階で止まりました。しかし、扉が開くとまたもや誰もいませんでした。仕方が無いので再び扉を閉めると、エレベーターは降下を始めました。
ぴんぽ〜ん『5階でございます』
アナウンスとともにエレベーターは5階で止まりました。しかし、またもや扉の向こうには誰にもいませんでした。
…って、ざけんなっ!!
エレベーターに乗らないならボタンを押すな! 階段で移動したほうが早いんだったら最初っから階段で移動しろ!!
…結局4階で止まることは無かったのですが、ちっとも進まないエレベーターにうんざりしてしまいましたとさ。