PCだけでなくコンシューマでも大人気のPiaキャロットへようこそ!!シリーズですが、ついに劇場版アニメになってしまいました。オリジナルTVアニメ化されたエロゲは過去「下級生」「トゥハート」「こみっくパーティー」「Kanon」と4本ありますが、オリジナル劇場版アニメになったのはこれが初めてのことです。10月21日に見に行ったので、そのレポートを書きます。
・きっかけ
10月19日、劇場版公開記念ということで「Piaキャロットへようこそ!!3 Premium Pack」が売られているのを見かけました。4980円と安かったので購入したところ、中に映画の無料招待券が入っていました。別に見る気は無かったのですが、無料で見られるということと、全国で4ヶ所(東京・板橋、愛知・豊川、大阪・茨木、福岡・東福岡)しか公開していないという最初からDVDで元を取ろうという姿が微妙に哀れを誘ったので、ネタのために見に行こうと決心しました。
・映画館
見に行った場所は愛知県豊川市にある豊川サティ内のワーナーマイカル豊川。名鉄名古屋駅から豊川稲荷行きの特急に乗り、終点豊川稲荷駅まで1時間以上。そこから歩いて15分ほど行ったところに豊川サティはあります。…まあ、実は豊川の地理には詳しいので行くこと自体は全然問題なかったのですが、いつもは車で移動していたのでいざ歩いていくと遠いなぁ、と思いました。

ちゃんと上映中みたいです。…まわりからは思いっきり浮いてましたが。
・グッズなど
窓口で無料鑑賞券を入場券に交換してもらうと、一緒にトレカ1枚と応募ハガキ1枚を貰いました。トレカは愛沢ともみトロピカルユニフォーム版でしたが、ヒロインのさやかではなくともみのトレカという点がキャラ人気を物語っているようでちょっと笑えました。応募ハガキは「映画の半券を3枚or5枚貼り付けて送ると抽選でプレゼントがもらえる」というもの。リピーター確保の手段としてはなかなかに考えられたアイディアとは思いますが、同じ映画を3回も5回も見に行く人が果たしてどれだけいるのやら…
売店ではポスターやらクリアファイルやらテレカやらが売っていました。パンフがあれば購入したんですが、残念ながらなかった模様。それよりも気になったのは、10/26発売予定というメイキングDVD。何と3000円というメイキングにしては実に高額な商品だけに、本当に買う人がいるのかといらぬ心配をしてしまいました。
・観客
平日の15:50スタートということで、観客は全部で14人。男女比率は14:0でした(笑)。全員恐ろしく行儀がよくて、上映中は物音一つしませんでした。ちょっと感心。
・内容について(ネタばれあり注意)
話はシリーズ3作目がベースで、ゲームでは主人公である明彦が4号店にヘルプとして行くのですが、劇場版ではメインヒロインである高井さやかが4号店にヘルプに行きます。4号店のみんなとの交流の中から片想いの相手である明彦への想いを募らせ、最後の最後で告白する、というのが大まかなあらすじですが、とにかく話が説明不足のため正直言って3をプレイしてないと何がなんだかよく分からない、という印象を持ちました。出来れば2(しかもSS版orDC版)もプレイしておいたほうがラスト前のシーンがより心に響くかな、とも。
さやかが明彦のことをずっと前から好きで、でもろくなアプローチも出来てなければ向こうからもろくなアプローチをされていない(お互いに携帯の番号は知っていてもかけたこともかけてくれたこともない、という描写からもそれは読みとれる)わけで、実際4号店で働いていた1ヶ月間もお互い連絡は全く取り合っていないにもかかわらず、ラストシーンで「さやかと花火が見たくなってさ」とアポもなしに明彦がやってくる、という描写はちょっと無理があるんじゃないのかな? 時々挟まる回想シーンで何故さやかが明彦のことを好きになったか、とかお互いの接点がどれくらいあったのか、という点は描かれていますが、正直全然足りません。このあたりはゲームをプレイしていれば補完できる部分かもしれませんが、もうちょっとそのあたりはしっかりと描いて欲しかったです。
その他のキャラについてはともみが完全にもう1人のヒロイン扱いで、一部のキャラはゲーム本編の最重要(に近い)イベントを挿入、その他は完全に出ただけキャラになってました。ただ、その描写されるイベントがことごとく重いものばっかり。正直胸がむかむか来るシーンとかもあって、私みたいに3未プレイ(序盤プレイしただけ)の人が見て、このゲームをやりたいと思うかどうかちょっと微妙です。…もっとも、この映画を見に来る人で未プレイなんて少数派でしょうが。個人的にはユキの出番が結構多くて、キャラも立たせてもらっていたので嬉しかったです。役回りは微妙にヨゴレでしたが(笑)。あと気になったのは君島ナナ。CVが望月久代のため、思いっきり「花穂の声で喋る可憐」に見えてしょうがなかったです。
サービスシーンは入浴シーン×2、パンチラ×1、水着シーンでの胸&尻アップといったところ。ワるきゅーレを見慣れた私からすれば思いっきりサービス不足です。あと、ミスコンでの歌のシーンはおそらくサービスシーンだと思うのですが、私は正直引きました(笑)。
・結論
ファン以外は絶対に観に来ないだろうという作品の特性から考えるに、ファン向けフィルムを考えるのが適当なんでしょうが、そのファンが満足できる出来とはちょっと言えないかな、と思いました。サービスは足りない、話は中途半端、作画も決して褒められた出来ではない、とあまり褒めるところがありませんでした。むしろ仲間内でDVDの鑑賞会をやって、ツッコミを入れながら見るのが正しい鑑賞法かもしれません。
…まあ最後に一つ褒めるところを。OPの曲とEDの曲は大変よかったです。特にEDの「close to you」が気に入りました。CD出たら買っちゃうかも。