オリジナルが放映されたのはもう20年も前の話になる機動戦士Zガンダム。監督である富野由悠季自身が「あれは失敗作だった」と公言してはばからなかったのも事実なら前から映画化の噂に上がっていたというのもまた事実で、結局のところ監督が全面的に見直す気になったという理由で映画化になったようなものですが、私としてはどう作り直されたのかが非常に気になるところでした。
というわけで、6月26日の日曜日に見てきたレビューを書きたいと思います。
・映画館
さすがに公開開始から1ヶ月後ということで上映されている小屋も上映スケジュールもかなり削られていたため選ぶのに苦労したのですが、結局車で行けるMOVIX三好へ行ってきました。ここは12もの小屋を持つ大型のシアターで、その中でZは177人収容の小屋で1日3回上映が割り当てられていました。
・グッズなど
パンフレットがあったはずなのですが、さすがに在庫はなかった模様。まああっても買わなかったとは思いますが…
・観客
177人入る小屋に3分の1程度の客の入り。少々以外だったのは親子連れが多かったことでしょうか。親が懐かしくて子供をつれてきたのか、それとも子供がせがんで親を引っ張ってきたのかがちょっと気になるところです。
・内容について(ネタばれあり注意)
3部作の第1作目ということで、今回はTV版の第1話「黒いガンダム」から第14話「アムロ再び」までを再構成していました。当然時間的に削り落とさなければいけない部分はたくさんあったのですが、これはエピソードを「ガンダム強奪」「カミーユの両親死亡&エマの脱走」「大気圏突入&ジャブロー攻略戦」「アムロ再び」の5パートに分けて、まとめられる部分を1つにまとめつつ足りない部分&ボリュームアップしたい部分を新作カットで再構築するというスタイルをとることで上手くまとめられていました。おかげでシナリオは破綻なくスムーズに展開されているのですが、人物描写は大幅に削られているため最低限キャラの知識は知っておかないとやや厳しい部分はあるかもしれませんが。
あと心配されたTV本放送時の映像と新規映像との融合ですが、映像の古しの技術は使えても当時のキャラデザの再現が出来るはずもなく、またMS戦闘の描写も最新のCG技術によって当時とは比べ物にならないくらい迫力と緊迫感に満ちたものになっています。だからといって失敗だったという気は微塵もなく、むしろ全て新規映像で作ってくれたら、と思わずにはいられないほどのクオリティの高さにそんなことはどうでもよくなっていました。特に大気圏突入前のガンダムMk-II(カミーユ)vsマラサイ(ライラ)とガンダムMk-II(カミーユ)&百式(クワトロ)vsアッシマー(ブラン)の戦闘シーンは一見の価値ありです。次回作「機動戦士ZガンダムII 恋人たち」では新規映像の度合いが増えるそうで、ますます続きが楽しみになりました。
・結論
90分という時間枠の中で非常に密度と質の高い映像が見られて非常に満足しました。次は10月公開とのことですが、もう是が非でも行きます。